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■留学体験記

[6] 日本人留学生は二度死ぬ 1

大私がアメリカ留学中に住んでいたのは、中西部と呼ばれる地域で、アメリカ大陸のちょうど真ん中。夏、熱く、冬、寒いところです。

■初めての冬

留学1年目。冬のある日、私が住んでいた町を猛烈な寒気が襲いました。積雪は50cm程度だったと思いますが、気温は−20℃前後、間断なく突風が吹いていました。自動車は雪に埋もれているうえ、凍りついて動かないので、しかたなく徒歩で大学へ。

■初体験!「住宅街で遭難」

なんとかアパートと大学の中間までたどり着いた時、突然、何かにつまずいて雪の中へバッタリ。意識はあったのですが、軽い脳しんとうをおこしたのか、動けなくなってしまいました。しばらくそうしていると、体が芯まで冷え切って、ますます体が動かなくなってきました。

「おいおい、自宅から500mの場所で遭難か?」「アメリカで死んだら、日本で入っていた生命保険はどうなるのだろう?」などど考えていると・・・
4WD車が近くに止まり、中からゾウアザラシのような男が出てきて私を助けてくれました。

彼は、大学の研究室で助手をしているアメリカ人で、ちょうど大学に向かうところだったのです。広島で生まれ育った私には、酷寒の地で外出することが命取りになることを認識していません。まさに、九死に一生でした。

◆アメリカの風景
冬のネブラスカ大学と妻。

妻も大学へ入学し、授業を受けていました。学位は取得しませんでしたが、気楽に大学生活をエンジョイしていたようです。
>>次回

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