★英語学習カフェ モバイル★





■留学体験記

[16] アメリカンフットボール

私が通ったネブラスカ大学には、ハスカーズという強いカレッジフットボールチームがありました。
私の在学中、2年連続全米大学チャンピオンになったほどで、その時の町の熱狂ぶりはすさまじいものでした。

■最強の農夫集団?

ネブラスカ大学のフットボールチーム、ハスカーズは英語で "Huskers" と書き、意味は「トウモロコシの皮むきをする人」です。つまりトウモロコシ農夫ですね。
ネブラスカ州はアメリカ大陸の中西部地方と呼ばれる穀物生産地域の中心にあります。
自動車で高速道を走ると、何時間もトウモロコシ畑が続くような場所なのです。

このような地理にちなんで付けられた「ハスカーズ」。ちょっとダサイ感じもしますが、地域住民の誇りです。
当時は、この地域にBIG 8 と呼ばれるカレッジフットボールチームがあり、アイオワ州やカンサス州などのチームとしのぎを削っていたのです。



■市内を埋め尽くす赤い集団

わがハスカーズは、私が在学していた時に初の全米チャンピオンに輝きました。
その時の監督がトムオズボーンと呼ばれる名将で、いまでもアメリカのフットボールファンの間では有名です。
当時、全米学生チャンピオンが決まるゲームは、オレンジボールと呼ばれ、フロリダで開催されていました。
その時の対戦相手は、確かフロリダ州立大学だったと思います。

前半はまったくいいところがなくリードさていましたが、後半、ケガをして不調だったエースクウォーターバックを投入。
見事に逆転勝ちを収め、チーム結成以来の全米チャンピオンになったのです。
逆転のタッチダウンを決めた時など、私の妻はテレビの前で手を叩きながら踊っていました。

そして、その夜の市内の騒ぎは大変なもの。
だれもが赤い服を着、車で市内を走り回り、木々や建物にも赤い布をかぶせて、町中を赤に染めていました。
理由はハスカーズのチーム色が赤だったからです。
ユニフォームも赤。チームのロゴマークも赤。
このときばかりは、私も妻も赤い軍団の一員となり、アパートのまわりではしゃぎ回っていました。




■留学を成功させよう
留学情報・アドバイス

TOP
>留学体験記