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■留学体験記

[3] 前途多難の大学生活スタート

■授業がさっぱり聞き取れない

アメリカの大学で授業を受けてみると、先生の言っていることがほとんど聴き取れません。そして、
授業では信じられないくらいたくさんの宿題が出ます。さらに、"Quiz"(クイズ)と呼ばれる小テストが頻繁に行われるのです。

リスニングの力が不足していた私には、宿題が出ていることも、小テストの予告もわかりません。入学当初の成績は惨たんたるものでした。

◆ちょっと休憩
住んでいたアパートの近くに競馬場があり、そこで気球大会がありました。



広大な敷地に、巨大電球が次々と灯るようで、まさに壮観。当時、ロシアから来たばかり家族が近くで見ていましたが、子供が恐怖で泣きわめいていたのを覚えています。そりゃーそうでしょう! 大人でも、威圧感を受けるぐらいですから!!


■日本への強制送還か?

アメリカの大学では、留学生も国内の学生とまったく同じように扱われます。成績が悪ければ容赦なく退学。学生ビザで渡米していますから、アメリカにも居られなくなります。会社のお金で留学しておいて、
英語力不足・成績不良による留学失敗など許されません。日本であれほど英語の勉強をしたのに!

住んでいた地域では、楽しい行事がたくさんありましたが、私はそれどころではありません。とにかく英語力の向上あるのみ。寝る間も惜しんで、あらゆる努力をしたのでした。

窮地の日本人留学生に明日はあるのか?
>>次回

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