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■オモシロ英語修得記
[ 第 10 回 ]
構文は体で覚える


■知識だけの英語は因数分解と同じ

前節で解説した「主語の違い」に続き、私が最も感動的に上達を意識したのが「仮主語」を自在に使いこなせるようになった時です。
次の英語表現を見てください。

 (1) It took me three hours to write the report.
 (2) How much did it cost you to travel in Japan?
 (3) It is true that he stayed at home all day long.

これらはいずれも仮主語を使った表現です。
(1) は、「そのレポートを書くのに3時間かかった」です。
言うまでもなく、"it" = "to write the report" という仮主語を使った構文ですね。
(2)は、「日本を旅行するのにいくらかかった?」です。
(3)は、「彼が一日中家にいたのは本当です」となります。

英語の教科書や市販の英語教則本などにも必ず掲載されていて、構文の解説やこれを応用した表現などが紹介されています。
ですから、ちょっと真面目に英語を学習した人、学習中の人なら誰でも知っています。
しかし、「知っている」と「使える」では大違いです。
私に言わせると、「この程度の英語表現なら知っている」というのは、数学で言う「因数分解を解ける」というのを同じ。
実社会において実用できません。

■必殺!空想トレーニング法

英語の達人になるポイントは「応用力」です。
そこで私がやったのは「空想」です。
今度、友達に会ったらこう言ってやろう、あれを聞いてみようというふうに思いふけることです。

例えば・・
Is it difficult to find the First National Bank?
   「ファーストナショナルバンクを見つけるのは大変?」
I easily found it difficult to solve the problem.
   「その問題を解くのが難しいとすぐに分かったよ」
Don't you think it little bit difficult to beat them?
   「あいつらをやっつけるのはちょっと難しいと思わない?」

これらは日本語の発想からは、なかなかスムーズに出てこない英語表現です。仮主語 "it" を「使いこなす」ことによって自然に口から英語が出てくるようになり、聞き取れるようになります。

こうして、ネイティブスピーカーとの会話を空想しながら体得した英語構文を展開するのです。これはとても効果がありました。私は留学していたので、常に実践する場があり、この「空想」の効果を体感することができました。

英語のトレーニングは、何も、英語音声を聞いたり、リピーティング・シャドーイングで発声練習するような方法ばかりではありません。
「空想」で応用力を磨いていくのもトレーニングのひとつです。
この一風変わった、オタクのような所行が私の英語力を初級レベルから中級レベルへ飛躍させたのは事実です。


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