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■オモシロ英語修得記
[ 第 9 回 ]
主語の違いを認識する


初級レベルの英語力から中・上級者へのステップに必要なのは「応用力」です。
具体的にはどのようなことなのでしょうか?
これを説明するために英語と日本語の「主語の違い」について説明してみたいと思います。
このポイントは、私が留学中に感じた「英語力の飛躍」のなかでも、最も身近で分かりやすいものです。

主語の違い

まずは例文として
「この道をまっすぐ行けば(あなたは)駅に着きます」
という表現をかんがえてみましょう。 (この英語表現は、当サイトで何度か紹介しています。)
この日本語表現の主語は、「あなた(は)」です。
ところが、これを英語で表現すると
"This road will take you to the station."
直訳すると、「この道があなたを鋭気に連れて行ってくれます」 となります。

これが英語と日本語の主語の違い。構文の違いと言ってもいいでしょう。
英語に慣れていない日本人は、上のような状況で、まず日本語表現における主語の「(あなたは)"you"」から始まる英語フレーズをイメージしてしまいます。
でも、英語表現になれた中上級者は、この英語表現をすんなり受け入れることができるのです。

別の表現を紹介します。
「この結果、彼は困難な立場におかれるだろう」
この日本語表現の主語は「彼(は)」です。述語は「(立場に)おかれる」となりますね。
日本語の構文に忠実に英訳すると、この表現は
"By this result, he will be put in a dufficult position."
といった感じになるでしょうか?
日本人にとっては受け入れやすい英語表現です。

しかし、ネイティブはこうは表現しません。次のように表現するのです。
"This result wil put him in a difficult position."
直訳すると、「この結果が彼を困難な立場におくだろう」 となります。
この英語表現の主語は「この結果(が)"This result"」ですね。
日本語表現では「彼(は)」なのに、英語では「この結果(が)」となっています。

応用力を身につけよう

英語には、このように日本語とまったく違う構文で構成される表現があり、これを一つひとつ練習で体得していたのではきりがありません。
そこで重要なのが「応用力」です。
リピーティングやシャドーイングで重要表現をトレーニングし、それにより体得した英語表現を使っていると、だんだん英語構文に慣れてきます。
すると不思議なことに、トレーニングしていなくても同じような構文に瞬間的に対応出来るようになってきます。
これが「応用力」。
もっと単純に言うと、これが本当の「慣れ」なのかも知れません。
重要なことは、英語を英語のままインプット・アウトプットする意識です。

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