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■姿勢と考え方■

★リスニング上達の壁

リスニング上達の道は、平坦ではありません。
いくらリスニングのトレーニングを重ねても、いっこうに、聞いた英語を理解できるようにならない。
努力を続けているのに、TOEIC,TOEFL,センター試験模試などのスコアが伸びない、という時期が誰でも必ずあります。

これには、いろいろな要因があると思いますが、もっとも多くの人が遭遇する、もっとも大きな壁は、「音声→英語→日本語→理解 」への変換作業です。
実際には、聞いた英語を直解しなければ、ナチュラルスピードで流れる英語について行くことはできません。
つまり、英語のリスニングでは、「音声→理解」が基本となります。

しかし、全ての英語表現を直解することは不可能です。
リスニング達人の域に達した人は、ほとんどの英語表現を直解していますが、ネイティブほどクリアではありません。
そして、少し込み入った英語は、頭の中で日本語の助けを借りて理解しています。

では、リスニングの壁にぶつかった人が、その壁を乗り越え、リスニングの達人へと近づいていくコツはあるのでしょうか?
それは、直解できる英語表現の量を増やすことです。

効率的にリスニングのトレーニングを重ねて行くと、英語を音声として聞き取ることは、少しずつできるようになってきます。
これは、リスニング達人に近づいている証拠です。
ところが、リスニングに悩む人のほとんどは、聞き取った音声がすぐに英語にはなりません。
さらに、それを理解するために時間を要し、その間に、後に続く英語が流れ去ってしまいます。
なまじ音声が聴き取れるものですから、一生懸命、理解しようとするのです。
会話であれば、黙って考え込んでしまい、応対するタイミングを逸します。

これは、直解できる英語表現の量が圧倒的に少ないことが原因だと考えられます。
リスニングの達人は、「短くて多頻出の英語表現」を単語感覚で使いこなせる方がほとんどです。

たとえば、

 " If there's any thing I can do for you, let me know. "
            A                B

これは、「もし、わたしにできることがあれば、教えてください」と言う意味ですね。

私は、Aの部分とBの部分を、「ひとかたまり」、いわば単語感覚で直解できますし、とっさにしゃべる事もできます。
近くで同僚が困っていると、"Is there any thing I can do for you? "

 「なにかできることある?」 と自然に出てきます。

この英語表現を聞いた私の理解のプロセスは、"If A, B. "なのです。
これを聞いた私は、とっさに、"Thank you, I will do it."「ありがとう。そうするよ。」と応えるでしょう。

このように、リスニングの能力は、直解できる英語表現を増やすことで、大きく向上します。
その英語表現は、英語の「決まり文句」と呼ばれる、短くて簡単な表現で十分です。
こういったよく使われる英語表現一つひとつを、直解できるように特訓することが、リスニング達人へ近づく第一歩と言えると思います。



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